アバターレンダリングコストって何?

技術情報 | ≅ コメントは受け付けていません。 | 08.12.10 (水)

「SIMが重い」と言う場合に大きく分けて数通りの原因があります。実際には複合した条件がありますので一概には言えませんが様々な条件を書いておきましたのでご参考になれば幸いです。

スクリプト

まずSIM内で負荷の高いスクリプトが数多く動作、オブジェクトが動き続けている場合。これはスクリプト作家にも主に責任があると思われますが使わない時でも使用時と同じ動作をしている場合ですね。スイッチの無い器具というのは現実には無いはずですがSLでは永久運動が当たり前になりがちになりやすくこれはスクリプトを作るときに一定時間で停止するもしくは簡単にオンオフが出来る等の工夫が必要です。もちろん、スクリプト自体を軽く動作させる工夫も。ただし、リンデンラボが主張するほどランドに設置されたスクリプトが重いという感覚やラグに大きくつながることは現在のサーバー性能から見るとさほどでは無いかとも思います。問題はスクリプトの動作そのものよりもそれによっての二次的動作(パーティクルが生成される、オブジェクトがRezされる、オブジェクトが物理運動する、外部と通信しようとする等)が影響的には大きいのでは無いかと推測しています。

オブジェクトとテクスチャ

2番目にオブジェクトが数多い、もしくはテクスチャが高解像度過ぎるものが多い、使われているテクスチャの種類が凄く多いなどです。リアルな表現と高解像度な画像は必ずしも一致しないもので、これも作家の技量が問われる部分です。いかに同じテクスチャを効率よく使うかという点もロードスピードを上げるには役立ちます。ただし、読み込んでしまえばさほどではなくなると言うのもありますが多数のPrimの配置はやはりカメラを方向転換する時に「重い」と感じやすくなる原因になっています。画像を軽くすれば良いってのも面白くは無いので、この適切な解像度や圧縮率も作家のセンスかと思います。表現を損なってまで低解像度にすべきだとは思いませんが。

メディアと回線速度

次にあげるのはビデオストリーミングの負荷です。必ず見るわけでは無いのですが自動再生をしている人がそこに足を踏み入れるとビデオのデータが大きい場合、帯域がきつい居場合にラグを感じることになります。対処方法はTVが見えない距離で再生する必要が無ければTVのある場所だけ区画してそこだけにメディア設定されているとスマートでしょう。ラジオとの同時再生を避ける意味でも効果があると思います。見ないTVは消しておくという現実の常識がSLではなかなか徹底しないのですが(笑。また週末はインワールドの同時ログインレジデント数が70000を超えることも最近では多くなっています。帯域は若干不足気味になる時間もありますね。

アバターレンダリングコストって何?

最後にあげるのはアバターのレンダリングコストです。多分最近のアバターのアイテムの装着数が上がってることと凝った洋服が増えたこと、スキン自体の解像度が上がっていること等が主な理由でしょう。スキンに関してはお化粧をしてる別パターンの同梱は多いのですが解像度違いを同梱してもらうと良いかも知れません。アップで撮るときには高解像度のものを使えるとると良いのではと思いますが如何でしょうか?

作家の創意工夫

アバターに関してまでこういうことを意識してこうしなさいとレジデント各自に促すよりも作家の意識として負荷を減らし快適な環境に貢献できるマージンはまだ多いと思うのです。SIMが軽くてもそこにいるアバターのレンダリングコストが一人でも突出してると回線の細い方にはつらい状況を招きます。また、煙になってなかなか表示出来ないことが多い場合装着してるものをチェックすると良いかも知れません。リアルなアバターが重いと思うかも知れませんがそうでも無く、人間の形から遠いアバターは装着するプリムが多い為にアバターレンダリングコストが上がりやすいようです。少ない人は300-400。多い人になると8000台という数値の方もいらっしゃいます。一昨年に比べ、アバターの進化が進みましたが人が数多く集まる場所や他人の場所では出来るだけアバターレンダリングコストを抑えるというのも今後、マナーとなるかも知れませんが数人しか点在してないような場所ではもちろんそこまで意識する必要はありません。もちろん大切なのは自由や楽しさです。それを押し殺すのではなく、どうすれば環境にやさしいのか?と楽しみながら工夫することが良いと思います。

マナーとモラル

新しいプレミアムメンバーシップの改定案の中に「より精度の高いアバターメッシュの利用」が検討されています。更に高度なお洒落をするアバターに高度なデザインのシェイプやスキン、洋服が使われる時代が近づいています。私はアバターレンダリングコストに無料メンバーに制限を求めるという手法には合理性もあるので良いかとは思っているのですがシステムでの制御を一気にされてしまうよりも出来ればレジデントのマナーやモラルの向上でインワールドが快適になることが望ましくも感じます。資源はセカンドライフでも只では無いという現実を意識することも必要になるかもしれませんね。啓蒙活動も無く「アバターが高負荷になったので課税する」と言い出しかねない状況かも。リンデンラボの最近のやり方は頭ごなしに利用料金や条件を弄ってくるのでちょっと怖いんです。ただし、こういう意識をしすぎるとセカンドライフにおける自由な感覚を殺ぐ可能性もありますのであくまでも参考程度にね。

    アバターレンダリングコストの表示方法

  1. まずAdvanced Mode(Debag Mode)が表示されていない場合表示
  2. Windowsの場合、Ctrl+Alt+D or Ctrl+Alt+Shift+D
  3. Macの場合、Option+Shift+Open Apple+D
  4. メニューから、Advanced > Rendering > Info Displays > Avatar Rendering Costを選択
  5. 頭の上に数字が出ます。緑(良い感じ)黄色(まあまあ)赤(重いなあ)となっています。
 
 
 

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